こんにちは、岐阜県 本巣市にあるあずま整骨院の院長 東健一郎です。
今回のブログでは【肉離れの原因と早く治すコツ】アイシングと圧迫の効果的な使用方法についてお伝えさせていただきます。
もし、肉離れになってしまった時の対処法でお悩みでしたら今回のブログがお役に立てると考えております。
ぜひ最後までお読み下さい。
肉離れが起きるメカニズム:何が原因で肉離れは起きるのか?
肉離れは急な運動や過度な負荷により筋肉が裂ける現象で、特に適切なウォーミングアップなしに激しい運動を始めた場合によく起きます。
この点をポイントに挙げる理由は、筋肉が暖まっていない状態で急に強い力が加わると、筋繊維が伸びきれずに裂けてしまうからです。
例えば、サッカー選手が試合前のウォーミングアップを怠り、試合開始直後に全力疾走を試みた場合、大腿四頭筋(太ももの前側)に肉離れを起こす可能性があります。したがって、激しい運動を行う前には必ずウォーミングアップを行うことで、筋肉を温め、肉離れを防ぐことが可能となります。
肉離れを引き起こす主な原因
過度の疲労
筋肉が過度に疲労していると、筋繊維が正常に働かず肉離れを引き起こすリスクが高まります。これは長時間の運動や高強度のトレーニングを行った後、十分な休息をとらなかった場合によく見られます。
過度なストレッチ
ストレッチは筋肉を柔らかくするのに役立ちますが、過度な方法で行うと筋肉を過度に伸ばし、肉離れを引き起こすことがあります。
筋力のアンバランス
体の一部の筋肉が他の部分と比べて過度に強い、または弱い場合、肉離れを引き起こす可能性があります。例えば、太ももの前側の筋肉が強く、後側の筋肉が弱いと、肉離れを起こしやすくなります。
栄養不足と脱水(ミネラル不足)
筋肉は栄養と水分(ミネラル不足)で正常に機能します。栄養不足や脱水状態は筋肉機能の低下を引き起こし、結果的に肉離れのリスクを増加させます。
これらの原因を理解し、予防策を講じることで、肉離れを防ぐことが可能となります。
アイシングで早期回復:具体的な方法とそのタイミング
アイシングは肉離れの治療において重要な役割を果たします。それは、損傷した筋肉の腫れや炎症を抑える効果があるからです。アイシングを施すと、受傷した部位の血流が一時的に減少します。
これにより、損傷部位への余分な炎症物質の流入が抑えられ、痛みも軽減されます。
具体的なアイシングの方法としては、まず氷のうにたっぷりの氷と適度な水を入れて揉み込みます。氷のうがない場合はビニール袋でも大丈夫です。
患部にこの氷のうを10~15分間当てます。そしてこれを1時間ごとに2〜3回ほど行い、肉離れが発生した後の初めて1日〜3日間続けて下さい。
これらのアイシングの手順を守ることで、肉離れからの早期回復を助け、さらなる筋肉の損傷を防ぐことができます。これがアイシングの効果とその必要性です。
圧迫療法による痛みの軽減:どのようにして肉離れの痛みを和らげるか
圧迫療法は肉離れの初期治療で非常に重要になります。それは、圧迫により損傷部位の血流が一定の範囲内に保たれ、損傷部位の過度の腫れや出血を抑制することができるからです。
具体的な方法としては、まずエラスティックバンデージや伸縮包帯を準備します。
次に、それを使って肉離れの部位を適度な圧力で巻きます。このとき、圧迫が強すぎて血流が完全に止まらないように注意が必要です。血流が止まると新たな問題を引き起こす可能性があるからです。
また、巻いた後は患部の色や温度、感覚を確認し、異常があればすぐに緩めます。これらの手順を踏むことで、適切な圧迫療法を施すことができ、肉離れからの早期回復を助けることができます。
まとめ
今回のブログでは【肉離れの原因と早く治すコツ】アイシングと圧迫の効果的な使用方法についてお伝えさせていただきました。
今回の方法を実践してもなかなか改善しない場合は他にも原因があるかも知れません。
そんな時は早めにお近くの治療院に行かれることをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(監修:柔道整復師 東 健一郎)