院長 東 健一郎
小学校から中学校までエースで4番で自分が一番上手いと思っていました。しかし、高校は和歌山でも強豪校で自分よりも上手な人がたくさんいることに気付かされます。
高校2年でチームはセンバツ甲子園に出場しましたが、補欠だった自分は素直に喜べず葛藤しました。実は、甲子園の直前に父が胃癌で他界し、父に野球で恩返しをしたいと強く思っていたからです。
3年生で、やっと背番号をもらい1試合ながら出場を果たし、特待生で大学に進学が決まり、努力は無駄にならないと思いました。
ところが、大学に入ってしばらくすると肩の痛みが強くなります。病院では異常がないと診断されましたが、思うように野球が出来なくなり野球を諦めることに。
これがきっかけで、自分のように身体の痛みや不調でやりたいことが出来ない方の為に仕事をしようと思い、大学卒業後に専門学校へ行くことを決意します。
専門学校に通い始めると、朝から夕方までは整骨院で働き、夜は専門学校に通う生活になります。学校が終わると、また整骨院に戻り技術練習を繰り返す日々を3年間続けました。
卒業後は、岐阜に戻り、名古屋にある治療院に片道1時間半の通勤をしながら修行を始めます。その治療院には、鍼灸師や整体師、アロママッサージ師など多様な資格者がいました。
柔道整復師以外の資格者の先輩から、様々な治療に対する視点や技術を学びました。チームでスポーツコンディショニングメニューを構築するなど、ジャンルの違うスタッフがいることで、それぞれの考え方を参考にすることが出来たのです。
名古屋で2年が経った頃、早く独立したいという思いが強くなり、院長に開業したいと伝えました。しかし、院長からは、「まだ早いよ」と言われてしまいます。そこでグッと堪えて、技術力の向上や経営を学んだことが、今思うと自信になっていると思います。
その2年後に、初めてのグループ院で開業を勧められるようになり、院長からも承諾を頂き、開業を決意します。
現在は、あずま整骨院を開業し、患者さんの身体の痛みや不調を取り除く為に日々奮闘しています。
開業してからも、保険ではできない、患者さん一人一人に合わせた治療を提供して、もっと満足していただけるように治療技術を磨く勉強会にも参加し続けています。
患者さんにやりたい事や諦めていた事をもっと出来るようになって頂きたい。そして、患者さんから人生が良くなったと思っていただけるように、治療技術はもちろん、人としても成長していく所存です。
あずま整骨院 院長 東 健一郎