こんにちは、岐阜県 本巣市にあるあずま整骨院の院長 東健一郎です。
今回のブログでは当院の患者さんのお悩みでも多い、親指の付け根の腱鞘炎についてお話しさせていただきます。
もし、親指の付け根の腱鞘炎の痛みでお悩みでしたら、今回のブログがお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読みください。
腱鞘炎が起こる主な原因: 知っておくべきポイント
腱鞘炎は、日々の生活や仕事の中で痛みを感じる可能性があります。それは一体何が原因で、どのような状況で発生するのでしょうか?
まず、腱鞘炎の一番の原因は「過度な使用」または「過度なストレス」です。手や腕を一定の動きで何度も使用すると、腱に過度のストレスがかかり、それが腱鞘炎を引き起こします。
具体的な例を挙げてみましょう。仕事でパソコンのマウスを長時間使う、趣味のガーデニングでハサミを何度も使う、料理で切ったり混ぜたりといった同じ動作を繰り返す。家事や育児など…
これらの動作は、腱に対するストレスが集中し、それが腱鞘炎の原因となるのです。
しかし、これを知っていることで、私たちは予防策を講じることができます。例えば、同じ動作を続ける時には、適度に休憩を入れる。または、動作の方法を変えてみる、例えばマウスの持ち方を変えるなどの工夫も有効です。
また、手や腕の使い方だけでなく、体の全体的な健康状態や生活習慣も腱鞘炎の発生に影響を与えます。健康的な食事を心がけ、適度な運動を行い、十分な睡眠を取ることで、体全体の状態を良くし、腱鞘炎のリスクを減らすことが可能です。
知識を武器に、腱鞘炎を予防し、健康な日常生活を送るための方法を実践してみてください。
テーピングの正しいやり方と腱鞘炎に対する効果
・テーピングを(幅2.5㎝、長さ25㎝を2枚)(幅5㎝、長さ20㎝を1枚)用意します
・⭕️の位置から親指に向かって張っていきます。
・やや引っ張りながら→の方向に貼ってください。
・2枚目は1枚目から少しずらして同じように貼っていきます。
・最後に手首を1周して終了です。
テーピングは腱鞘炎の痛みを和らげる効果的な方法ですが、水仕事の方などかゆくなりやすい、かぶれやすいなどの難点があります。
そのため、2〜3日で一度はがして、1日皮膚を休ませてあげてから貼ることをおすすめします。
サポーターを活用して腱鞘炎の痛みを軽減: 必要な知識と使用法
腱鞘炎に対してサポーターも大きな助けとなります。ただし、その選び方や使用方法を正しく理解していないと、効果を十分に発揮することは難しいです。以下では、サポーターの選択と使用について詳しく解説します。
サポーターの選び方
まず、腱鞘炎に対する効果的なサポーターを選ぶには、まず自分の症状や体型に合ったサイズを選ぶことが重要です。また、長時間の使用を考えると、通気性が良く、肌にやさしい素材のものを選ぶと快適です。
一番重要になるのが、サポーターの固定力になります。症状の軽い方は薄手でも十分ですが、症状の重い方は固定力の高いサポーターを選ぶようにしてください。
サポーターの装着方法
サポーターは適切に装着することで、最大限の効果を発揮します。腱鞘炎の場合、手首を適切にサポートして腱に余計なストレスをかけないようにします。また、締め付け過ぎにも注意が必要で、血行を妨げない程度の締め付けが理想的です。
サポーターの活用法
サポーターは活動中はもちろん、睡眠中も装着することで腱鞘炎の痛みを軽減できます。しかし、一日中常に着けていると皮膚の問題を引き起こす可能性もあるので、定期的に外して皮膚の状態をチェックしましょう。
サポーターのメンテナンス
サポーターは定期的に洗うことで清潔を保ち、皮膚の問題を避けることができます。また、劣化したサポーターは効果が低下するため、適時に新しいものに交換することも大切です。
サポーターは腱鞘炎の痛みを軽減するための一つの手段ですが、痛みがひどい場合や症状が長期間続く場合は、専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
今回のブログでは親指の腱鞘炎について原因とテーピング方法、サポーターの活用方法をお伝えさせていただきました。
もし、一向に痛みが改善しない場合は他に原因があるかも知れません。そんな時は早めにお近くの治療院に相談されることをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師 東 健一郎)