こんにちは、岐阜県 本巣市にあるあずま整骨院の院長 東健一郎です。
今回のブログでは第2部のロコモティブシンドローム(略称ロコモ)についてロコモのチェック方法やロコも度テストについてお話しさせていただきます。
もし、ロコモティブシンドロームについて詳しく知りたい方は今回のブログがお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
ロコモを簡単にチェックするロコチェック
まず、簡単にロコモをチェックする方法をお伝えさせていただきます。
7つのチェック項目のうち、一つでも当てはまるものがあればロコモの心配があります。
✅ 方脚立ちで靴下がはけない
✅ 家の中でつまづいたり、すべったりする
✅ 階段を上がるのに手すりが必要である
✅ 家のやや思い仕事が困難である
✅ 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難
✅ 15分くらい続けて歩くことができない
✅ 横断歩道を青信号でわたりきれない
高齢者の場合は一つや二つチェック項目が入ることはあるかもしれませんが、若い世代の方でこのチェックでは中々入る方は少ないため、ロコモを見つけるのは難しくなります。
そこで、幅広い年齢の方にロコモ度をチェック出来るのがロコモ度テストになります。
ロコモ度を判定する(ロコモ度テスト)
ロコモ度テストとは、移動機能を確認するためのテストです。
移動機能とは日常生活に必要な立つ・座る・歩く・走るなど体の移動に関わる動きです。
この「立つ・座る」「歩く・走る」2つの動きがしにくくなると要介護度にリスクが高くなると言えます。
まず、最初に立ち上がりや片脚立ちの動き、次いで歩く動作がしにくくなります。
この2つの動作がしにくくなるとロコモの始まりになってしまします。
脚の筋力を判定する:「立ち上がりテスト」
・40㎝の台やイスから片脚で立ち上がって3秒保持できるか(左右どちらか一方の脚で良い)
・40㎝から立ち上がれない場合は30㎝からは両足で立ち上がれるか
・30㎝から立ち上がれない場合は20㎝から両足で立ち上がれるか
ロコモ度1:どちらか一方の脚で40㎝の台から立ち上がれないが、両足で20㎝の台から立ち上がれる。
ロコモ度2:両脚で20㎝の台から立ち上がれないが、30㎝の台から立ち上がれる。
ロコモ度3:両脚で30㎝の台から立ち上がれない。
歩幅を判定する:「2ステップテスト」
・スタートラインを決め、両足をつま先に合わせる。
・できる限り大股で2歩だし、両足を揃える。
・ふらついたり、足を横に踏み出したらやり直し。
・2回行ってよい成績を記録とします。
2歩幅(㎝)÷身長(㎝)=2ステップ値
2ステップ値:1.3未満 ロコモ度1
2ステップ値:1.1未満 ロコモ度2
2ステップ値:0.9未満 ロコモ度3
身体状態・生活状況を判定する:ロコモ25
25問の質問に答えて点数を出す
ロコモ25の質問はこちら
・7点以上の場合:ロコモ度1
・16点以上の場合:ロコモ度2
・24点以上の場合:ロコモ度3
ロコモ度判定
ロコモ度1
移動機能の低下が始まっている状態です。
筋力やバランスが落ちてきているので、軽いトレーニングをはじめとする運動を習慣づける必要があります。また、十分なタンパク質を含んだカルシウムバランスの取れた食事を取るように気を付けましょう。
ロコモ度2
移動機能の低下が進行している状態です。
自立した生活が出来なくなるリスクが高くなっています。今すぐに移動機能を高めるために筋力の向上とバランス感覚を高める運動が必要です。
ロコモ度3
移動機能の低下が進行し、社会参加に支障をきたしている状態です。
自立した生活が出来なくなるリスクが非常に高くなっています。何らかの運動器疾患が考えられます。痛みを伴う場合は治療と併用し、出来る運動から始めましょう。
まとめ
今回のブログではロコモを判定するロコチェック、ロコモ度テストについてお話しさせていただきました。
もし、日常生活の立つ・座る・歩く・走るなどの移動機能がしにくくなったと感じる方はロコモ度テストをおこなってみてください。またはお近くの医療機関、当院に相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師 東 健一郎)