こんにちは、岐阜県 本巣市にあるあずま整骨院の院長 東健一郎です。
今回のブログでは五十肩でお悩みの方に改善事例をご紹介します。
69歳の女性事務職の方が、早期治療により3ヶ月で症状が改善した経緯をお伝えします。
ぜひ最後までお読みください。
痛みで眠れない日々から解放された患者さんの声
「左肩を下にしても寝られるようになりました。先生の治療を受けている間に治っちゃいました」と喜びの声をいただきました。
初診時は左肩がほとんど動かせず、夜も眠れない状態でしたが、週1回の治療を3ヶ月続けることで、右肩と同じように自由に動かせるようになりました。
こちらの患者さんは、デスクワーク中心の事務職のパート勤務をされていました。右利きのため、左肩を動かす頻度が少なく、血流不足が生じていました。
初診時、左肩関節は90度ほどしか上げられず、特に腰に手を回す動作で強い痛みが出ていました。日常生活での不便さも顕著で、髪の毛を整えたり服を着替えたりすることも困難な状態でした。
早期発見・早期治療が鍵となった改善への道のり
症状が出てから2週間ほどで来院されたことが、早期改善につながりました。五十肩は放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、関節が癒着して動かなくなることもあるため、早期の対応が重要です。
治療計画として、まずは左肩に集中して1週間に1度の治療を3ヶ月続けることを提案しました。急性期には痛みを抑えることを中心に、慢性期には肩の関節可動域の制限を予防し改善することを目標としました。
治療では、肩甲骨、肩関節だけでなく、首肩から腰までの広範囲にアプローチしました。これは、周辺の筋肉だけでなく、体全体のバランスやゆがみが左肩甲骨や肩関節の動きに影響を与えていたためです。
今回のようにまず体全体のバランスやゆがみを観ながらかアプローチすることで、早期改善につながったと考えられます。
患者さんには、痛みが出ない範囲で左肩を動かすようにアドバイスしました。これにより、日常生活の中でも少しずつ肩の可動域を広げることができました。
自宅でのケアとして、ストレッチやラジオ体操、動かせる範囲で動かしたことで治療の効果を高めました。
この総合的なアプローチにより、患者さんの症状は徐々に改善し、3ヶ月後には日常生活での不便さもほぼ解消されました。早期発見・早期治療と、適切な治療計画、そして患者さん自身の積極的な取り組みが、早期改善の鍵となったと言えるでしょう。
五十肩でお悩みの方へのアドバイス
五十肩の症状は珍しいものではありません。違和感や軽い痛みでも3日以上続く場合は、悪化のリスクがあります。早めの治療が回復への近道となりますので、気になる症状があれば、ためらわずに専門家に相談することをおすすめします。
また、治療中も自宅でのケアが重要です。痛みの出ない範囲で肩を動かすことで、血流を促進し、筋肉や関節の柔軟性を維持することができます。ただし、無理をして痛みを悪化させないよう注意が必要です。
日常生活での予防も大切です。特にデスクワークが多い方は、定期的に肩を動かしたり、ストレッチをしたりすることで、血流不足や筋肉の緊張を防ぐことができます。
まとめ
五十肩の治療は、単に症状を和らげるだけでなく、全身のバランスを整えることが重要です。一人で悩まず、専門家のサポートを受けながら、前向きに治療に取り組むことで、多くの方が五十肩から解放され、日常生活を快適に過ごせるようになっています。
この症例が、五十肩でお悩みの方々にとって希望となり、早期治療の重要性を理解していただくきっかけになれば幸いです。
(監修 柔道整復師 東健一郎)