こんにちは、岐阜県 本巣市にあるあずま整骨院の院長 東健一郎です。
今回のブログではゴールデンウィーク中にギックリ腰になってしまい、病院や整骨院が長期休暇の際に自宅で出来る応急処置と対処法についてお伝えさせていただきます。
ぜひ最後までお読みください。
ギックリ腰になった時の応急処置
ギックリ腰はある日突然、何気ない動作で襲ってきます。いきなりズキっと急激な痛みが走ることから「魔女の一撃」とも言われるほどです。痛みの強さや範囲、症状は人それぞれですが、立つ・座る・寝るなど日常生活でのあらゆる動作で痛みが生じてしまいます。
ましてや、ゴールデンウィークに旅行などの予定でギックリ腰になってしまうとせっかくの旅行を思いっきり楽しめないですよね。
少しでもギックリ腰の症状を和らげるための応急処置をお伝えします。
・患部を冷やす
ちょっとした動作でも鋭い痛みが出ている時は患部に炎症が起きている可能性があるので、冷やしてあげることが早期回復に繋がります。
冷やし方はこちらのブログでアイシングについてお伝えしていますので参考にしてみてください。
保冷剤で患部を冷やすよりも、氷で冷やすことをオススメします。
透明なビニール袋を2枚重ねにして患部をおおう量の氷を入れて、少量の水を入れます。
空気を抜きながら密閉し、患部に密着させるようにバンドやタオルなどで巻きつけるように当てます。
時間は15分〜20分ほど当てて、1時間おきに2回〜3回繰り返してください。
外出しいてる際は、シップを使用するようにしていただき、シップは白いタイプで、3時間〜4時間ほどで交換することをオススメします。
・テーピングを貼る
1人で腰にテーピングを貼るのは中々難しいと思うので、どなたかにお願いして貼っていただく時の貼り方についてお伝えします。
まず、20㎝ほどのテーピングを4枚用意して下さい。
・背骨を真ん中にして、左右に1枚ずつ縦に貼ります。腰骨の一番下あたりからスタートして、伸ばしながら貼っていきますが、伸ばす力はは8割ほど伸ばしながら貼っていきます。
・次に痛む箇所を中心に横向きに✖︎になるように貼ります。この時にテーピングを左右に引っ張りなが貼ります。
※シップを張る時は、テーピングの上から貼ってもOKです。テーピングはかゆくならなければ3日ほど貼ったままでもOKですが、かゆみを我慢しないように注意してください。
※お風呂で体を洗う時や、拭く時はこすらずにたたくように拭いてください。また、お風呂から出たあとは、水を含むのでドライヤーで乾かすと良いでしょう。
※また、痛みがキツく座れない、しゃがめないときは無理にお風呂に入らないか、もしくはシャワーだけにしましょう。
湯船に浸かるのは、その時の状態にもよりますが、1日〜3日後にしましょう。
・コルセットを付ける
テーピングがない方は、コルセットを付けることで痛みを防ぐことが出来ます。テーピングとコルセットを組み合わせるとより効果的に痛みを防ぐことが出来るので、出来れば両方ともやることをオススメします。
コルセットを付ける位置は説明書では骨盤辺りですが、少し上のおへそを中心に付けると腹圧が高まり腰の負担が軽くなるので試してみるのも良いでしょう。
基本的にお風呂、寝る時以外は自宅でもコルセットを付けることをオススメします。
ギックリ腰になった時の対処法
・座り方
ギックリ腰になってしまった時に安静が必要ですが、その際に座る時や寝る時の姿勢で痛みを防ぐことが出来ます。
特に座ってる時間が長くなると思うので座る時にはクッションなどを腰の後ろに置いて座りましょう。
・寝方
寝る姿勢がツラいという方が多いですが楽な寝方は横向きに寝ることです。痛みが出てる側を上にして、ひざの間にはクッションを挟んで寝ることをオススメします。
または上向で寝る際はひざ下にクッションを置いて、ひざがくの字にして寝ると腰が楽になります。
・安静にし過ぎない
ここが1番重要と言っても過言ではありません。ギックリ腰になった時は痛みで無理には動けないですが、かと言って安静にし過ぎてしまうと、筋肉が余計に固まって、血の巡りが悪化して結果的に痛みが長引くこともあるからです。
ですので、日常生活での最低限の動作は多少痛みがあっても動くようにしましょう。
座ってる姿勢でも30分に1度は立ち上がって足踏みをしたり、家の中を少し歩いたりと同じ姿勢を30分以上取らないように心がけましょう。
まとめ
今回のブログではゴールデンウィーク中にギックリ腰になってしまい、病院や整骨院が長期休暇の際に自宅で出来る応急処置と対処法についてお伝えさせていただきました。
ギックリ腰は数日もすれば痛みも和らぎいつも通りの日常生活を送れますが、ギックリ腰になる原因は腰に負担がかかる体のゆがみが原因が考えられます。ギックリ腰の痛みが良くなっても治療院などでメンテナンスされることをオススメします。
(監修 柔道整復師 東 健一郎)