こんにちは、岐阜県 本巣市にあるあずま整骨院の院長 東健一郎です。
今回のブログでは履くだけで姿勢改善の効果がある、足半(あしなか)を2部作に分けてご紹介致します。
もし、自宅で履くだけで姿勢や歩き方をを改善したいとお悩みの方のお役に立てると考えています。
ぜひ、最後までお読みください。
本来の足がよみがえる足半(あしなか)とは?
「足半(あしなか)」は飛鳥時代から江戸時代までの日本人の常用履物でした。
足半(あしなか)は飛鳥時代から戦後まで日本で履き続けられた草履で、江戸時代には飛脚が履いて走っていました。上野恩賜公園の西郷隆盛像も、この足半を履いています。
足半は大きさが足の半分ほどしかないので、履きにくそうに見えますが、実際は足にぴったりと密着し、動きやすく、どんなに動く場所でもバランスを取れることから、船の上で作業をする人、農作業をする人、また、戦場で激しく動き回る武士たちに好まれて利用されていました。
昔の日本人に愛されてきた足半ですが、現在は長良川の鵜飼い伝統の履き物として履かれているくらいで、ほぼ消えて無くなってしまいました。その理由は、靴の存在です。現代社会において、草履や下駄の日常履きはすっかり影を潜めてしまい、それと同時に、足半も姿を消してしまいました。
現代の日常生活で、足半を履き続けることは無理ですが、室内でたまに履くだけでも足や体のゆがみ、歩き方を矯正することができます。
正しい歩き方ってどんな歩き方?
では正しい歩き方について簡単に説明いたします。
正しい歩き方は「かかと着地」と言われますが、実はこの「かかと着地」の歩き方が体の不調を引き起こす原因となっていると考えています。
多くの方がかかと着地で歩いているため、歩けば歩くほど、健康を害してしまっているのです。
いま、あなたが履いている靴を見てみてください。かかとの外側が減っていませんか?
靴はかかと着地で歩いても衝撃を吸収するようになっているため、痛みを感じませんが、その衝撃のはけ口は足首、膝、腰、股関節、首など体の弱い部分に伝わり、痛みを起こす原因となっています。
つまり、靴を履いて「かかと着地」で歩けば歩くほど、実は体を壊してしまっているのです。
かかと着地で起こる体のメカニズム
①かかと着地になると重心が後ろ、外側にかかります。
※ 足幅が骨盤幅の場合
②靴の外側が減ることで、O脚になりやすい。
③骨盤が後ろに倒れ、猫背や首が前に出てしまう。
④体がゆがむことで、バランスが崩れ肩こり、腰痛、膝痛など体の弱い部分に痛みが発生してしまう。
このように「かかと着地」によって体がゆがみ、バランスが崩れたことで弱い部分に負担がかかり痛みが発生してしまいします。
しかし、日常生活でつま先立ちで歩くことは困難になります。
そこで、自宅にいる時に足半を履くことで、歩き方に矯正して常に正しい歩き方で歩けるようにしておくことが必要になります。
まとめ
今回のブログでは足半(あしなか)について前半編をかかせていただきました。引き続き後半編でも足半(あしなか)について詳しく書かせていただいたのでぜひお読みいただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師 東 健一郎)