こんにちは、岐阜県 本巣市にあるあずま整骨院の院長 東健一郎です。

 

当院に通院されている患者さんの小学4年生のお子さんがサッカーのクラブチームに所属していて、2週間前から両足のかかとが痛いとのことでご来院いただきました。

患者さんのお声

Q何が決め手で当院を受診されましたか?

・お母さんが行っている所だから

Qどのような症状にお悩みで受診されましたか?

・かかとの痛み

Q実際に受診されて良かったことをお書きください。

・ちりょうしてもらったら痛みはほとんどなくなりました。

・ストレッチのやり方もおしえてもらって家でやって予防しています。

足をもんでもらってすごく気持ちよかったです。

 

我慢していたかかとの痛み

お母さんからは

「子供がずっとかかとが痛いって言うけど、診てもらえますか?」

「サッカーの時以外も、家にいる時や学校に行くときも痛いって言うんです。」

 とお悩みを教えてくださいました。

 

詳しくお話を伺うと、

「病院に行ってレントゲン撮影をしたんだけど、異常はなくて成長痛と診断されました。」

「サッカーの練習を休んで安静にしていれば治ります」とだけ伝えられたそうです。

 

「発育期の子どものかかとの骨は、まだ先端が浮いている状態になっていて、そこにアキレス腱が付いているので、持続的に引っ張られる力が加わることで炎症が起きて痛みが発生します。」

「痛くても練習が出来ないほどではないので、我慢していると間に痛みが強くなってしまうと完治するまでの期間も遅くなってしまいます。」

と説明いたしました。

かかとの痛みで練習を休むとレギュラーから外されるのが心配だった

 

ご来院いただき、お子様のかかとを検査すると、熱感は無かったですが、患部を押した時に痛みがありました。

「患部の炎症は治ってますが、筋肉や腱が硬くなってるので、引っ張られる力が強いため痛みが残ったままになってます」

とお伝えしました。

 

さらに立った状態で足元を後ろから見ると足首のゆがみがありました。

足首のゆがみの影響で筋肉や腱がねじれながら引っ張られていることで、強い牽引力がかかってしまいます。

 

かかとの痛みが改善しサッカーができるように

治療は患部周辺の筋肉や腱をゆるめ、足首の調整をしたところ、先ほどの足首のゆがみは改善しました。

その場で歩いたら「もうほとんど痛みはないです。」とのこでしたが、

 

まだ押した時の痛みは残ってましたが、「患部にかかる負担が減ったから時間とともに押した時の痛みは引いていくからね」とお伝えしました。

 

次回は1週間後に状態の確認のためにご来院いただきました。

2回目のご来院時で調子を聞くと、「サッカーも学校に行くときも痛みはなかった」とのことでした。

 

押した時の痛みも消失しており、今回の治療はこれで終了とお伝えしました。

再発防止のために、自宅でのストレッチは毎日おこなうようにし、痛みが3日以上続くようであれば来院を促しました。

 

その後、お母様がご来院時に息子さんの状態を伺うと、「もう全く痛いとも言わなくなりました」

とのことでした。

家でも頑張ってストレッチを続けている様子でした。

 

まとめ

発育期(10歳前後の男児)のスポーツしているお子様のかかとの痛みは、

踵骨骨端症(セーバー病、シーバー病)と病院で診断されることがあります。

 

歩けないほどの痛みではないので、我慢していると完治まで期間が長引く可能性があります。

痛み始めたら、早期にお近くの病院や整骨院などに通院されることをおすすめします。

 

監修 柔道整復師 東 健一郎

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