こんにちは、岐阜県 本巣市にあるあずま整骨院の院長 東健一郎です。

 

今回は当院の患者さんの症例をもとにブログに書かせて頂きました。

この度のブログがゴルフで右ひじ関節に痛みのある方に少しでもお役に立てましたら、幸いです。

 

ゴルフでの右ひじ関節の痛みの原因とストレッチ方法

ゴルフでの右ひじ関節の痛みのメカニズム

 

スイング時にグリップを強く握り過ぎると、手首、肘、肩、肩甲骨などに余計な力が加わり「手打ち」や「手首がこねる動き」になってしまいます。

 

そのままのスイングで打ち続けてしまうと右ひじの内側の腱や筋肉の付着部で炎症が起こり、痛みが発生します。

右打ちのゴルファーの場合、右ひじの内側に痛みを訴えることが多いです。

 

痛む場所はひじの内側の骨が出っ張ったあたりの「上腕骨内側上顆」というところで炎症が起こります。

痛み方はスイング時以外には、手首やひじを曲げる動作がありますが、炎症がひどいと安静時でも痛みや重だるさが出ます。

 

右ひじ関節の痛みの原因とは?

 

右ひじ関節の腱や筋肉の付着部の炎症はゴルフのスイング時の過度な緊張によって引き起こってしまいます。

安静にして数日間もすれば、その炎症がおさまり、痛みが引いていきます。

 

しかし、またゴルフを再開し、同じスイングで打ち続けているとひじの炎症が再発し、痛みがでてしまう可能性は非常に高いです。

 

だからといって、スイングのフォーム自体を修正するには手間と時間がかかってしまいますよね。

 

ひじの腱や筋肉に炎症が起きてしまうのは、スイングのフォームももちろん大事ですが、私の考えでは手首の柔軟性にあると考えております。

 

ひじの内側に付いている筋肉は手首と繋がっています。

手を握ったり、手首を曲げると、ひじの内側の筋肉が動くのが分かると思います。

 

手首の関節の動きが悪くなると、ひじの内側の筋肉の柔軟性が低下します。

そのままの状態でスイングを続けると、過度な牽引力がひじの内側にかかり続けて、炎症が起こります。

 

手首の柔軟性を高めることが、右ひじの内側の痛みの原因をいち早く改善出来ます。

 

 

ゴルフ好きの40代男性の右ひじの内側の痛みがゴルフを続けながら改善した例

 

当院にご来院くださる患者さんで、ゴルフ好きで週に2度の打ちっ放しと月に2度のラウンドに行かれている方がいらっしゃいます。

 

来院当初は腰から背中の痛みで通院されていましたが、打ちっ放しでの練習でドライバーの球数が増え、遠くへ飛ばそうと過度に力が入ってしまい右肘の内側に痛みを訴えるようになりました。

 

肘の痛みを感じ始め2ヶ月ほど経過してから、相談を受けました。

最近はゴルフの時以外の日常生活でも痛みを感じるほどでした。

 

1週間ほどゴルフを休んで痛みが無くなり、ゴルフに行ったところ、やはり痛みが再発してしまった。

それからは痛みを我慢しながら、ゴルフしてたらひどくなってしまいました。

 

その方は2週間に一度のメンテナンスでご来院して頂いてましたが、

ゴルフを続けたいとのことだったので、ゴルフを続けながら週に一度の治療をしましょうとお伝えしました。

 

右肘の検査をしたところ、肘の内側に圧痛、手首や肘を動かすだけでも痛みがあり、手首~肘までの筋肉はパンパンに張ってました。

やはり、手首の関節の柔軟性は低下してました。

 

1ヶ月ほど、通院して頂きながら、自宅でのストレッチをお伝えしたところ、ゴルフのスイングや日常生活でも痛みは消失しました。

 

ストレッチはやめてしまうと、また硬くなるので継続して、自宅でもやって頂くようにお伝えしました。

 

ゴルフでの右肘関節痛のストレッチ方法

 

腕を前に出して、肘をしっかり伸ばします。

反対の手で、前に出した手のひらに当て、手首を反らせます。

 

 

反対の手で、前に出した手の甲に当て、手首を曲げます。

 

 

どちらもしっかりと肘を伸ばしたままおこなってください。

 

30秒キープして、1回ずつで1セットとして、3セットおこなってください。

 

まとめ

今回はゴルフでの右肘関節痛の原因とストレッチ方法をお伝えしました。

少しでもゴルフで右肘の痛みでお悩みの方のお役に立てましたら、幸いです。

 

今回お伝えした、ストレッチでも右肘の痛みが良くならない方は、

お近くの治療院などに行かれることをおすすめ致します。

 

当院ではゴルフやスポーツの痛みでお悩みの方が、多く通院しております。

スポーツを続けながらでも、痛みは改善出来るのでご相談ください。

 

監修 柔道整復師 東 健一郎

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